酒々井『きのえねomoya』

印旛郡酒々井町で300年続く伝統の清酒『甲子正宗』を醸造している『飯沼本家』。
門前の店舗『酒々井まがり家』は酒の展示・販売所とカフェ、ギャラリーになっています。
門を潜って左手には今年3月に開店した料亭『きのえねomoya』があり、季節限定酒と「二十四節気料理」を出しています。
この建物は元々新潟県東蒲原郡上川村にあった民家「清野邸」で、江戸元禄に建てられ平成5年にはダム工事で水没する運命だったのを譲受け移築したもの。母屋と馬屋が一体となったL字型「曲り家形式」の農村家屋で国登録有形文化財になっています。
木の組み方、鉋の削り方が350年以上前(元禄以前)の技術らしく、欄間彫刻や長押飾りなどの旧意匠と酒造古材の再利用また現代作家によるランプシェードなど、新旧融合したデザインも必見。敷地内には旧酒蔵など6棟が有形文化財に登録されています。
『春慶箱盛り膳』¥3300円 。
東京板橋「よし邑」冨澤浩一氏が協力した懐石料理で開店記念特別価格で提供されていました。
お酒は『秋あがり』:春に醸造し、夏に熟成し、秋に旨味が増す「純米吟醸酒」なのですが、既に8月には完売、もう限定品として料亭でしか味わえません。

隣地にグランピング場を造成中でした。客層幅を拡げるようです。

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